【開催報告】大手企業におけるヘルスケアアプローチ

文;沼田和治

2022年2月18日に富士通コミュニケーションサービス株式会社(以後CSL)の産業保健師である冨永沙絵子先生をお招きして「大手企業におけるヘルスケアアプローチ」について、ご講演をいただきました。

1.『人』として、笑顔で楽しい『健康』ライフを送るために

今回はCSLの社員さんがより元気にイキイキと働くために、会社が健診や保健指導だけに力を注ぐのではなく、健康経営およびヘルスケアアプローチの5つの柱(生活習慣予防対策・メンタル不調の予防対策・座りっぱなし対策・受動喫煙対策・感染症予防対策、女性の健康保持・増進支援、歯と口の健康、健康意識の向上)の観点から、社員さんが企業を支える『人』として、笑顔で楽しい『健康』ライフを送るために、会社全体としてどのように考え、皆で支え合っているのかを実際のイベントや取り組みを交えてお話をいただきました。

2.心の健康を高める

社内の健康活動の取り組みの一つとしての「みんなで歩活」は、CSLの得意分野(IT関連・アプリ)を駆使して、チームで毎週の平均歩数を計測しランキング化することにより、楽しく競い合うことで健康を高めていくものです。しかしながらただ競うだけではなく、チームで協力し、集団の健康レベルやモチベーションを引き上げることや個人としても歩くことだけではなく、散歩の何気ない風景などを撮影し、その写真を社内で掲示しその中から社長賞が選出され景品をもらえるなど、『心の健康を高める』ための活動へと結びついていくことがわかりました。心と身体の健康を高める活動によって得られたイチ社員の健康が、組織の健康力へステップアップし、仕事の生産性を向上させ会社に利益をもたらします。逆に会社はそれに対して、社員へ福利厚生等を還元し、新たな健康を産み出していくという好循環を形成することに繋がっていきます。

3.社外の専門家を招く

一方で社内のヘルスケアアプローチだけではなく、『社外の専門家を招く』ことで具体的なヘルスケアアプローチを行うことにより、更にCSL社員の健康度の向上を図れるとのことでした。講習会はその後、CSLのヘルスケアアプローチに協力させていただいている本会の中村(健康指導士)と沼田(歯科医師)を交えて、冨永先生の産業保健師としてのルーツや今後の活動等について座談形式で質疑応答し大いに盛り上がり、CSLの魅力というものを教えていただきました。

4.企業愛とは

最後に、講演会を通して伝わったCSLの魅力は、この会社で働くひとの『人間性』『健康観』なにより『企業愛』をとても強く感じた90分でした。企業愛とは、良い環境や高い賃金だから愛するということではなく、「人」や「健康」を通じて「生きる力」を企業の中から育み続けることが企業の愛に置き換わるのではないかと思いました。

この場を借りて、冨永沙絵子さん・中田あゆみさんには、今まで、そしてこれからの感謝の意をここに表します。ご登壇いただき本当に有難うございました。